【頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる】レビュー

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今回の書籍レビューは、『頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる』(著者:アンディ・プディコム)です。

あのビル・ゲイツが2018年と2020年に、「マインドフルネスを試したい人にはパーフェクトな入門書だ」と絶賛した一冊です。

本書の結論はシンプルに言うと…【毎日10分間の瞑想をすれば、あなたの抱えている悩みは、ほぼ全て解決出来る】というものです。

究極なポジティブ思考の方や、すでに別の方法で悩みを解決に導ける方には不要かもしれませんが、ネガティブな気持ちが続いたり、ずっと悩みが解消されないままでいる…そんな方々に瞑想はとても有効な手段だとされています。

著者が11歳の時に経験した瞑想の失敗、20代で経験した仏僧での瞑想修行をもとに、瞑想を多くの人に実際に体験してもらう目的で生み出したのが「10分間瞑想」と「マインドフルネス」です。

この記事では、「10分間瞑想」と「マインドフルネス」を中心に、瞑想を実践するハードルを下げる項目も書いてみましたので、瞑想を試すきっかけになれば幸いです。

本書には他にも、瞑想を教えるに至った著者の修行過程や、そこで巡り会った導師からの教え、瞑想を実践した人の事例、食べながら・歩きながら・走る運動をしながら・寝ながら実践する瞑想の紹介、マインドフルネスの【極意・キーワード・科学的な効果】などが書かれており、瞑想の詳細を知りたいという方には多くの学びが満ちている一冊です。

過去の後悔や、将来への不安など、ひとつの不安を解消しても、また新たな不安を抱いてしまうのが人間という生き物ではないでしょうか?

だからこそ、不安を客観的に捉える瞑想というテクニックが重要なのです。繰り返しになりますが、瞑想で大事なことは最低限意識することを押さえて、自分の生活様式の中に組み込むことが出来るタイミングと方法を見つけ、

継続して実践することではないかと思います。極端な話ですが、「今、この瞬間に集中できている」という、「マインドフルネス」の状態さえ実現できていれば、瞑想の方法は何でも良いのです。

僕自身も瞑想を実践していく中で、日常で抱く不安に引っ張られすぎないような感覚が少しずつ身についています。

不安な気持ちがなかなか晴れない時も、「瞑想によってそうした感情を意識しやすくなっている」と思えるだけでも、気持ちの持ちようが変わってきます。

新型コロナウイルスが未だ猛威を振るう中で、ご自宅にいることが多くなった方も多いと思います。そうした時間をもて余してしまい、不安を感じてしまう状況だからこそ、この時間を有効活用して10分間だけでも、瞑想で心のトレーニングをしてみるのは如何でしょうか?